園の特色

一人ひとりの発達の保障をし「生きる力」を育むという理念のもと「見守る保育」をベースとした子ども主体の教育・保育に取り組んでいます。

関連リンク: 「見守る保育」藤森メソッド

01

異年齢で過ごす

  • 異年齢児保育の画像1

少子化によって兄弟がいる子どもが少なくなり、年齢を超えた子ども同士のかかわりが減少しています。
だからこそ年齢の異なる子どもと交流できる機会を作ることが重要です。
年齢が異なる子との遊びを通して子ども同士が助け合い、尊重し、自分とは異なる存在を受け入れ、お互いに関わり方を学びます。
普照こども園では日々以下のような編成で過ごしています。

0.1歳児 異年齢
年齢ではなく、子どもそれぞれの発達に応じた関りができるよう発達が近い子どもを3つの集団に分け保育しています。
・はいはい(伝い歩きまでの子どもたち)
・よちよち(ひとり歩きを始めた子どもたち)
・すくすく(歩行が安定し、走ることもできる子どもたち)
2歳児 単独
みんなで一緒にいること、やることの楽しさを味わい、一方では、待つ・我慢する・守るなど耐性を身につける経験を重ねていきます。
人との関わり方が育つ基礎となる時期です。次の大きな集団に向けての準備の時期でもあります。
3.4.5歳児 異年齢
縦割りではなく、複数の「子ども集団」を作って活動し、自発的・意欲的に取り組みます。
この集団も年齢別ではなく、発達・個人差で見守るようにしています。
同年齢の子の中だと、できない子・遅い子が目立ってしまいがちですが、3年の幅の中では、目立つことなく劣等感を感じないですみます。
その子に合ったことをその子に合わせてあげることで、個性が伸ばせます。

02

チーム保育

  • チーム保育の画像1

一人ひとりの子どもを把握するということは、監視でもなく放任でもなく「見守る」ことです。
複数の大人で見守ることで、子ども一人ひとりの理解が確実に進み、適切な距離感で関わることができることから、普照こども園では固定担任制ではなく、チームによる複数担当制を設けています。
子どもたちにとっても大人を選べ、安心して過ごせることができます。 乳児期は「決まった担任が保育する方が良い」という考え方もありますが、乳児期は子どもとの愛着関係を気づく大事な時期だからこそ、複数の大人で子どもを見守ることが重要です。

03

地域に根差した園

  • 地域に根差した園の画像1
  • 地域に根差した園の画像2

園内の大人とのかかわりだけでなく、「子どもを中心」に地域の方と交流し、つながっていくことが大事になってきます。
新型コロナウイルスによって人と人とのつながりが分断されている世の中だからこそ、様々な分野で活躍する方々との交流を通して、子どもも大人もワクワクする活動をしていきます。

04

子どもが選択し、遊び込める「ゾーン」の設定

  • ゾーンの画像

普照こども園の質内環境は、「遊」「食」「寝」の空間に分け、子どもたちが自らの意思で選択し、遊びの途中で中断することなく満足できるまで遊び込める「ゾーン」づくりを行っています。
複数のゾーンは、「動」と「静」、「明」と「暗」といったメリハリを意識し、また季節や子どもたちの興味・関心・発達に合わせて環境構成しています。

05

STEM教育 = あそび = 非認知能力

  • STEM教育の画像1

子どもたちが将来世の中に出たとき、今ある仕事の半分以上が無くなると言われています。
逆を言えば想像もしない新しい仕事が生まれるとも言われています。
新しい仕事に就くためには、子どもたちは新しい発想、想像力、創造力が必要になります。
Science 科学
Technology 技術
Engineering 工学
Mathematics 数学
に重点を置いた教育・保育に取り組んでいます。

06

子ども主体の教育・保育
「参加」ではなく「参画=対話」

  • 子ども主体の教育・保育の画像1

異年齢で過ごす子どもたちは、「自分で遊びたい場所は自分で決めます。」「こぼしたら自分で拭きます。」「イヤなことはイヤと言えるように」「苦手なことは助けてと言える」 「自分で決める」経験を重ねていくことで主体性が育っていきます。
年長児になると「行事」においても進行や計画は子どもたちで立てます。
お泊り保育や発表会、パーティーの内容など、みんなが納得できるまで話し合って企画し、当事者意識を高めていくと、子どもたちの目的に向かう意欲はぐんぐん高まります。

07

楽しいが一番の食事

  • 給食についての画像1

普照こども園で最も大切にしているのは“食を楽しむ”です。カフェのようなダイニングルームでリラックスして食事やクッキングを行っています。
ダイニングルーム前の全面ガラス張りのキッチン前では、「今日のメニューは何かな?」と子どもたちは毎日興味を持ち食への意欲も高まります。
そしてセミバイキング式の昼食。準備ももちろん子どもたちで。自分の食べられる量は、自分で決め、嫌いな物にもチャレンジしてみようとします。
好きなお友だちと一緒のテーブルで食べる日もあれば、景色を見ながら食べる日も。マナーにおいても、大人や年上のお友だちの姿を見て自然と身につきます。
子ども菜園では、子どもたち自ら野菜を育てています。植えたい物から水やりや草取り収穫まで子どもたちと共に。いのちのありがたさを学んでいます。

08

小さなケガはポジティブに
~五感を刺激する園庭~

  • 五感を刺激する園庭

子どもたちは遊びの中でいろいろな経験をします。この時期の子どもたちは、高い所に登ったり狭い所に隠れたりすることが大好きです。
普照こども園には大人から見るとハラハラしてしまうような環境がたくさんありますが、子どもたちは頭を使いながら体を動かしています。
冒険心のある子は、身体を動かしながらチャレンジすることが大好きで、できるようになるとさらに難しいことにチャレンジします。
その姿をみて、別の子も「あこがれ」からチャレンジしようとします。
でも、うまくいかず、失敗し、擦り傷など、小さなケガをしてしまうこともあります。
そのような経験を小さいときにすることで、「ここは大丈夫なのか危ないのか」と自分で判断できる「危険察知能力」が身に付いていきます。
子どものやりたい気持ちを大事にしながら、見守っています。
転んでも、つまづいてもケガはします。小さなケガはポジティブに捉えていただきたいと思います。

ご意見箱 園見学
top