今年度初めて「平和の取り組み学習」をしました。小学1年生の夏の友から「平和を願う日」の資料を抜粋して、紙芝居を製作し、まずは読み聞かせを。
すると・・・、子どもたちには少し難しかったかもしれませんが、どの子も真剣な表情で見ていました。
今回、平和や戦争について子どもたちと考えてみようと思ったのは、この地区には「宇佐海軍航空隊」があり、空襲を受けて周辺地区の人たちが大きな被害を受けたという出来事があったこと、その当時のことを園長先生に話してもらえること、空襲の映像もあり子どもたちに伝える資料がそろったことで、分かりやすいかな?!と思ったからです。
話や映像を見た後に、子どもたちと話し合ってみました。すると、子どもたちからも「話し合いのケンカはいい。」「傷つけるケンカはいけない。」「国と国とのケンカが戦争。」「譲り合うことが大切。」など難しいけど子どもなりに少し理解ができたようでした。
この地域には、普段の生活の中で身近に見る景色にも戦争の爪痕がたくさん残っています。「これは何だろう?」と何気なく見ていた子どもたちもいたようですが、この取り組みを通して、自分たちの住んでいるこの場所で起こった怖くて悲しい出来事を学ぶことができました。
そして、後日改めて新しく出来た『宇佐空の郷』に青組(5歳児)が見学に行き、詳しく話を聞くこともできました。今回の「目的」である
・命の尊さや、大切さを知ると共に、幼児期より平和の心を育てる。
・他者を思いやる心を育てることが平和につながる。 という2点が、小学校での平和授業に繋がればと思います。