2024年 10月

『子どもとの距離感』って難しい

2024/10/30

『子どもとの距離感』の難しさ・・・この課題、どう解決していけばいいのか、子育て中の親ならば考えて

いる方も多いのではないでしょうか。

 

藤森平司先生 著 「少子社会の中での保育 21世紀型保育のススメ」にはこう書かれています。

 

子どもが多かった時代は、親は子どもに手がかけられないだけではなく、一人ひとりの子どもに目が届きませんでした。それが少子化で様変わりしてきました。

 家庭では、親の目が届きます。目が届くと、子どものやることが気になります。危ないことをやろうとすると、事前にそれをやめさせます。間違ったことをやろうとすると、失敗する前に止めてしまいます。子どもが何か欲しいとき、それを口に出して言う前に気が付いて与えてしまいます。親が子どもが望んでいることを感じてあげることは大切ですが、子どもが望まないことまで先に言ってしまったり、手を出してしまうようになります。そして、子どもの世界に干渉し始めます。

 また、子どものほうでも、親から見られていることを感じています。親が期待していることを感じてしまいます。そのような期待に沿うような子になろうと必死です。

 

結局のところ【大人が自分自身をコントロールできているか】【子どもを丸ごと信じているか】にいきつきます。そして子どもはそれを敏感に感じ取ります。

 子どもには子どもの人格があり、親とは別人格なのです。子どもは生まれながらに主体性をもっているのです。子どもたちにたくさんの失敗体験をさせてあげてください!そして、長~い目で見守ることが、子どもの意欲や自己肯定感を高めることにつながります。

待ちに待ったお弁当の日!

2024/10/23

登園時からワクワク、ソワソワの子どもたち。

それもそのはず、今日は待ちに待ったお弁当の日♡

嬉しそうにお弁当の入った袋を「せんせ~、これ、わたしの!」と差し出しながら思わず笑みがこぼれます (*^^)v

今日は気分を変えて江島公園に行って遊ぶことにしました。

園庭とは違うブランコや滑り台の遊具を目の前にして「やった~」とばかりに走り出し…

ボールを追いかけて走り回ったりと、いつも以上に体を動かして遊ぶ元気いっぱいのきらめきぐみの子どもたち!

歩いて帰る途中も「おべんと~♪おべんと~♪」と口ずさむ子どもたちは足取りも軽やか 笑

室内に戻りお弁当を配ると、お弁当包みを上手にほどく様子にビックリ。

手先が器用になり、成長を感じたひとときでした。

「いただきま~す」の挨拶の後は笑顔があふれ、幸せいっぱいの時間でした。

お弁当作り、ありがとうございました!

                       2歳児担当保育教諭

 

こねこね、びよ〜ん(0.1歳児)

2024/10/16

小麦粉と水を使ってみんなでこねこねして粘土を作りました。

最初は手につくのが気になっていたようで、手を見たり、「ついたー」と言っていたのですが、感触に慣れ気持ちよさが分かると夢中になってこねたり、「びょーん」と言いながら伸ばしたり、ぷちんとちぎったり形を変えて遊んでいました。

パンやヘビ、など言葉がいろいろ出てきてこどもたちの発見もたくさんでした♪

 

0.1歳児担当保育教諭

 

きみを強くする 50のことば   著 工藤勇一

2024/10/09

今回は園の玄関に設置している貸出し本の中で、おすすめの1冊を紹介します。

【きみを強くする 50のことば】   著 工藤勇一先生

 

与えられることに慣れない

だれかにやってもらったり、用意してもらったりばかりだと、

自分で考えたり、決めたりできなくなる。そしてうまくいかないこと

があると人のせいにしてしまう自分になってしまうよ。

 

自分で考え、自分で決めて、自分から動く

大人になったら、まわりから「○○しなさい」と言われることはなくなる。

今から自分で考え、自分で決めて、自分から行動するくせをつけていこう。

 

「当たり前」を疑ってみる

「みんながやっているから」「前からそうだったから」って、それが正しいこと、ベストなこと

とは限らない。当たり前を疑うことで、見えてくることがあるよ。

 

大人の言うことにこだわりすぎない

大人にもいろんな考えの人がいるし、大人だからといって、いつも正しいとは限らない。

親や先生の言うことにこだわりすぎず、自分で判断しよう。

 

意見のちがいは当たり前

自分とまったく同じ人はいない。世の中にはいろんな人がいる。

意見のちがいが起こるのはあたりまえだよ。意見がちがうことに臆病にならないで。

 

相手の感じ方を想像しながら話す

言葉は伝わることではじめて、意味を持つ。きみがどう思っていても、

受け止め方は相手しだい。何気ないひと言も、聞き手がどう感じるかを

想像しながら話してみよう。

 

のんびりと過ごす時間も大切にする

本を読んだり、音楽を聞いたり、テレビを観たり、ゲームをしたり、たまには目的もなく、ボーっと思いにふけったり。のんびり過ごす時間は、子どもの特権だよ。

 

何度でも読み返したくなる言葉がいっぱいの本です!是非!

子どもたちは未来を知っている

2024/10/02

いま世界はものすごい速さで変化していて、社会のルールが次々と変わっています。これからの時代は、親の世代が信じていた成功のルールや経験則が成り立ちません。そんな中、子育てに悩んでいるお父さん、お母さんも少なくないと思います。でも実は、正解は子どもが持っていることが多いのです。

 

子どもには、五感を使って未来がどうなるかを察知する能力があります。そして、すでに新しい世界や文化をつくり始めています。インスタグラムやユーチューブを使いこなし、大人たちの知らないスターに夢中になっています。いまの子どもたちは、大人の見ていないところで子どもだけの世界をつくり上げているのです。

ゲーム好きな子がプロゲーマーになったり、カラオケ好きな子がユーチューバーになったり、あそびの感覚がそのまま仕事になる時代です。子どもたちはそうした新しい変化を、大人よりも早く、敏感に感じ取っています。

 

いま大人たちがやるべきなのは、子どもを信じて好きなことをやらせてあげること。もちろん、放任ではなく、失敗したときや悩んでいるときは、フォローすることも大切です。

「チャレンジ力」や「失敗力」などの力は、大人になってから育てようとしてもなかなか身につきません。これからの『答えのない時代』を生き抜く力をつけるためには、子どもの頃から失敗を怖がらずチャレンジする土台を育てておく必要性があります。

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