30年度も1ヶ月をきり、進級に向けての意識が高まってくる時期。特に2歳児から3歳児への進級は、小さな集団から大きな集団に移行するので、子どもたちの中には環境の変化に戸惑ったり、不安を抱いたりする子もいます。そんな中で、当園では子どもたちの困りを少しでも軽くするため、ふっちゃん通信でもお伝えしましたが、3歳児クラスになる前に達成できるように意識していることがあります。着脱・睡眠・食事・清潔・排泄とそれぞれの中で、意識すべきことをあげて取り組んでいますが、その中でも着脱は必須!!
・シャツから靴まで、一人で脱ぎ着できる。
・ボタンやファスナーを留められる。
2歳児に進級したての頃は、パジャマのボタンも留められず、着脱がままならなかった子どもたちも、今ではほとんどのことを自分たちでこなしています。ですが、まだまだ難しいことも…ジャンバーのファスナーには苦戦( ̄∀ ̄)ただ今、特訓中です!!
でも、できなくても「できないことをできない」と言って誰かに助けを求められることも大切なことです。うさぎ組(2歳児)の子どもたちは、戸外あそびに行くときにジャンバーを着ますが、ファスナーが難しいなと思ったら、お友だちに頼んでいます。困っているお友だちがいると、自分の方から「私がしてあげる。」と助け船を出す子もいます。自分もなかなかできなくて、困った経験があると助けてあげようという思いが出てくるようです。助け合いの精神ですね
着ている自分のファスナーを留めるのは、なかなか難しいようですが、お友だちのだと、目の前でできるので留めやすいようで、ファスナーの練習にもなるし、お互い留められて嬉しいしと一石二鳥です(^ ^)
生きる力をつけつつ、心も成長している子ども達です子ども同士で出来るのも、見守っているからこそです。大人がやれば早く終わります。でも、それは子どもの能力を奪っているにすぎないのです。
2歳児担当保育教諭