友だちの名前を呼んだり、手を繋いで歩いたりと少しずつ友だちとのかかわりが広がってきているりす組(1歳児)の子どもたち。毎日かわいいやり取りをしている姿がたくさん見られます。
ある日のこと、着替えの服を自分で選んで着ようとしていた男の子。なかなか上手くいかずに苦戦している様子…どうするのか見ていると、近くにいた女の子に服を差し出していました。すると「手はここから出すんだよ。」というようにしぐさで伝えてあげていました。
しばらくして手を出すことができるとボタンが留まっていないことに気がついた女の子。「ボタン!」と言い、留めてあげようと一生懸命でした。ボタンも留まり、服を着ることができると、手伝ってもらった男の子も手伝ってあげた女の子もニコニコと嬉しそうにしていました(^ ^)
大人が先回りして何でもやってあげると、この貴重な経験が生まれません。私たち大人は、しばらく子どもとの適度な距離にいて見守り、子どもが求めてきた場合は、してあげるということを大切にしています。子どもが求めてきたら関わる、いわゆる応答的な関わりです。困ったときは人に頼むことも立派な成長のあかしですね!
毎日の中で友だちと過ごす楽しさを味わえるように、かかわっていきたいと思います。
0・1歳児担当保育教諭