雨上がりのある日、おひさま広場で遊んでいると・・・
女の子同士、1本のスプーンをめぐって取り合いに・・・
二人ともギュっとスプーンを握って離そうとせず、お互い譲りません!!時々、声を出して言い合ったり、にらめっこしたり・・・。しばらくその様子を傍らで、見守っていました。
結局、一人の女の子が持っていき、もう一人の女の子は取られたことで泣いてしまいました。スプーンを手にした女の子は、気になったのか遊ばず、数メートル離れた所から泣いている女の子の様子をじっと見ていました。
すると、泣いている女の子のところへ行ってスプーンを渡し、その後は何事もなかったかのように、二人仲よく楽しそうに遊びはじめました。お互いに自分自身で気持ちに折り合いをつけ、また、友だちの気持ちに気付いてあげられるようになった優しさに、成長を感じた瞬間でした。
大人が介入するのは簡単ですが、見守ることで生まれた大事な場面ですね。
0・1歳児担当保育教諭