園庭に響いていた蝉の鳴き声も、あまり聞こえなくなってきて、夏の終わりがやってきたのを感じます。
そんなある日、一生を終えた蝉が、園庭に横たわっているのを見つけた2歳児の子どもたち。動かなくなった蝉を手にして、「動かんなぁ…」と見つめていました。何となく生き物の生き死にを感じつつ、死んでしまったからお墓を作ってあげようという保育教諭の提案に、子どもたちも納得。スコップ片手に穴を掘り、みんなでお墓を作って埋めてあげました。
そして、最後は手を合わせて、「なむあみだぶつ、なむあみだぶつ」とお参りしました。毎日のお集まりでお参りしたり、毎月あるお参りに参加しているので、子どもたちも自然と手を合わせていました。日々の様々な体験の中で、命の尊さなどいろんなことを学んでいる子どもたちです。
2歳児担当保育教諭