新園舎建築に向け、園庭のデザインが変わってきました。ちょっぴり寂しそうな子どもたち・・・ブランコがなーい、ちびっこドームがない、なかよし山がないなど変わりゆく園庭であてっこゲームが始まりました。
突然「せんせい、あめふったらどうするん、ちびっこドームないやん」と・・・教諭が考える間もなく、子どもが集まり「どうする?」と相談が始まりました。解決することなく、興味は違うところへ・・・。これぞ子どもですね!
子どもは、発見の天才!あそびの天才です!どんな場所でも楽しくしちゃいます。
ある日「せんせい、これつかっていいですか?」と園庭の端に置いていたタイヤと板、丸太を指さす子どもがいました。
「いいですよ」の返答に「やったー作ろうよ」と!
丸太はかなりの重さがあるため、足に落として怪我をしないかな~という思いを一度に取り払い、見守ることにしました。思いを伝えながらあそぶ子どもたちの姿から見えてきたのは、生き生きとした表情で、あそびを通していろいろなことを学んでいく姿でした。
ハラハラドキドキする場面もありましたが、子どもたちがどのように考え、工夫していくのかを楽しみ、ちょっとのアドバイスをしました。
経験をしなければ、危険な事や危険な物に気づけない。危険を回避する力は、生活や遊びの中で学び、養われて行くことを改めて感じました。昔はこのような環境だらけで学べていたのに、便利になる反面失われつつある大事なものがあることを私たち大人は忘れてはいけません。
3歳以上児保育教諭