子どもたちは毎日の生活の中で「なんで?」「どうして?」と興味関心から広がる不思議や疑問が湧いています。その答えのないことに問いを立て自分なりの考えを持つ力というのは、実はこれから子どもたちが生きるうえでとても大切な力となります。
一方で、大人はどうでしょうか?
決まった答えを知っていたり、そう思い込んでいたりしがちです。それを時に、子どもたちに押し付けてはいないか?
子どもがそもそも持った能力を潰さず、いかに伸ばせる環境をつくっていくか、時代の変化とともに試行錯誤を続けていく必要があります。
コミュニケーション力とは、物事がもめた時に何とかできる力
コミュニケーション力と聞いてどんなことを思い浮かべるでしょうか?
日本では、誰とでも友達になれるとか、簡単に人間関係を築ける人のことをコミュニ
ケーションがうまいと思いがちです。多様性があると、もめるのは当たり前のことで、
子どもたちが本格的に「社会」の人たちと会話するようになった時のためには、もめ
た時に何とかできる力をつけるよう、今のうちから多様な人とのかかわりの中でたく
さんの対話の経験をしていくことが必要です。