園のこだわり

抜き打ち訓練

2013/11/11

 毎月1回、火災や地震等を想定した避難訓練を行っています。今までは、日程を決めて訓練を行っていましたが、3.11を教訓にして抜き打ちで訓練を行うように変更しました。

 

火災の場合、火災発生場や風向きを確認し、靴を履かずに園庭や公民館に避難します。避難が必要なレベルの地震の場合は、必ず靴を履き防災ずきんを被って避難します。職員の誘導によって、0~5歳児すべての子どもたちは約5分で避難できます。

 

災害はいつ・どんな時に発生するか分かりません。訓練のマンネリ化を防ぐため、先月は1日に2回地震の避難訓練を行いました。

 

今月は、「大地震の後、津波が来る」という設定で訓練を行いました。当園の海抜は4mで、「南海トラフ大地震」が発生した場合、宇佐市には3~5mの津波が到達する(到達時間は地震発生から180分後)と予測されています。大したことないように思えるかもしれませんが、30㎝の津波で人間は足をとられ流されてしまいます。

 

 今回は地震が発生してまず園庭に避難、それから400m程離れた宇佐市指定避難所まで安全ルートを確認しながら移動しました。子どもを抱っことおんぶをしながら避難車をおして、最小限の必要避難グッズを持ち約8分で避難所まで避難できました。その後、まずかった点や良かった点など反省点を各職員に出してもらいました。

 

こうした日々の積み重ねが、万が一の事態に対応できる基盤となります。近年の予想をはるかに超えた大災害から、「防災」ではなく「減災」(被害を最小限に食い止める)へと対策が変わってきていますので、日頃の訓練を大切にしています。

 

副園長

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