当園では、毎朝職員の朝礼を行い、その時に非常事態時に備え車のカギを一斉に管理しています。そのカギを事務室まで運ぶのが2歳児クラスのお手伝いのひとつになっています。
職員のにぎやかで重たいキーケース(笑)をかけている鍵かけを2歳児クラスの子どもが協力しながら、事務室へ持ってきてくれます。
ちゃんとドアをノックして
「しつれいしまーす。カギおねがいします。」 「しつれいしました。」
そして、もう一人。当園は登降園のシステムを導入しているので、PCの画面で園児の出欠の把握・管理は出来るのですが、欠席の園児が居る場合は、欠席理由を書いた用紙を子どもが持ってきてくれます。
「今日は、〇〇ちゃんがびょういんへいくので、おやすみです!」
「今日は、おやすみはいません!」等、紙を渡すだけでなく伝達もしてくれます。
お手伝いをはじめた当初は黙って事務室に入って来ていた子どもたちが、ドアをノックして挨拶をして部屋に入り、きちんと伝達ができるようになりました。戻る際、ドアを開けっ放しはちょこちょこありますが(笑)、毎日の積み重ねの大事さを感じます。また、出欠の伝達も、大人が内線で伝えたら簡単ですが、それを子どもに任せることで子どもが自立していくわけです。デジタルの便利さだけに頼らず、アナログの良さをうまく使い分けないといけません。今では、2歳児だけでなく、1歳児の子どもも取り組んでいます。最近、事務作業に追われる私にとって、朝の癒される時間です。
副園長