利他性が磨かれている 2026/08/08 **利他性(りたせい)**とは、自分の利益だけでなく、他者の幸福や利益を考え、そのために行動しようとする性質や姿勢のことです。 たとえば、困っている人を助ける、見返りを求めずに誰かを支える、自分だけでなく地域や社会全体にとって良いことを考える、といった行動に利他性が表れます。 「利他」は「利己」の反対として使われますが、自分を犠牲にすることとは限りません。 むしろ、 自分も大切にしながら、他者も大切にする という考え方も、持続可能な利他性といえます。 年長の女の子たちが、お泊り保育のアルバイト体験後も自主的に事務室の掃除に毎日来てくれます。 掃除機をかけてくれたり窓ふきをしたり世間話をしたり。 誰かに頼まれた訳でもなく自主的に毎日来て、「誰かの役に立ちたい」「ここをきれいにしたい」「一緒に過ごしたい」という気持ちが行動になっています。 「純粋に人のためだけ」というより、役に立つことがうれしい、褒めてもらえるのがうれしい、大人と話すのが楽しい、仲間と一緒にやるのが楽しいといった気持ちも混ざっています。 むしろ、そうした喜びを通して「人のために動くことは気持ちがいい」と体験していくことが、利他性を育てていくのだと思います。 私は「世間話をする」というところも、とても大事だと思います。掃除そのものだけでなく、事務室に行けば大人と話せる、自分たちの居場所がある、役割を持てる、という体験になっています。 「人の役に立つことを喜び、自ら行動する利他性の芽生えが見られる。また、掃除という役割を通して、大人との関係性や自己有用感も育まれている。」 子どもたちの姿から学ぶのは、間違いなく大人の方です。 「えんちょーせんせー、きょうもじむしつ きたないね! わたしがおらんとだめやん!!」 園長